「シミ取り=レーザー」と思い込んでいませんか? 実はIPL治療(光治療)とレーザーでは、肌へのアプローチが根本的に異なります。どちらが「正解」かは、あなたの肌の状態次第です。
大切なこと
- IPL治療は「肌全体の底上げ」、レーザーは「ピンポイント治療」。 目的を間違えると遠回りに。
- IPLは複数の波長を同時に照射するため、シミ・赤み・毛穴を一度に改善できる。
- ダウンタイムがほぼゼロのIPLは、「日常に美容医療を取り入れたい」人の最初の一歩に最適です。
もう少し、詳しく
IPLとレーザーの違いを30秒で理解する
レーザーが「単一の強力な光」だとすれば、IPL治療(光治療)は「優しい光のシャワー」です。 レーザーは特定の濃いシミを強い力で破壊しますが、テープ保護や数日間のダウンタイムが必要です。一方、IPLは顔全体にマイルドな光を当てることで、薄いシミやくすみ、赤みなど、混在する肌トラブルを全体的に底上げします。
「肌の土台を丁寧に耕すこと——それが、遠回りしない美肌への最短ルートです」
レーザーが向いている人
- 大きく濃い、境界線がはっきりしたシミ(老人性色素斑など)を1〜2回で取りたい
- ダウンタイム(1週間程度のテープ保護)が取れる
IPL治療が向いている人
- 顔全体のくすみ、ソバカス、薄いシミを全体的に明るくしたい
- 赤ら顔や毛穴の開きも同時にケアしたい
- 誰にも気づかれずに(ダウンタイムなしで)治療したい
よくいただくご質問
Q. IPL治療は何回で効果が出ますか?
一般的に3〜5回の施術で効果を実感される方が多いと報告されています。1回でも肌のトーンアップやハリ感を感じられますが、回数を重ねるごとに徐々に透明感が増していきます。
Q. ダウンタイムはありますか?
ほぼありません。施術直後からメイクをしてお帰りいただけます。シミの部分が数日間、薄いかさぶた(マイクロクラスト)のように少し濃くなることがありますが、自然に剥がれ落ちます。
あなたの肌にとっての「正解」は、あなたの肌の状態を知ることから始まります。流行の施術名に流されず、肌の「現在地」と「ゴール」を信頼できる医師と一緒に見極めていけたら、それが遠回りしない美容医療の入口になります。
参考文献
- DiBernardo BE, Pozner JN. Intense Pulsed Light Therapy for Skin Rejuvenation. Clin Plast Surg. 2016;43(3):535-40. PMID: 27363767. DOI: 10.1016/j.cps.2016.03.008
- Hughes MCB, Williams GM, Baker P, Green AC. Sunscreen and prevention of skin aging: a randomized trial. Ann Intern Med. 2013;158(11):781-90. PMID: 23732711. DOI: 10.7326/0003-4819-158-11-201306040-00002
本記事はPubMed掲載のTier A/B論文(レビュー・RCT)に基づき執筆しています。

※ この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の医療アドバイスではありません。 効果には個人差がございます。具体的な治療については専門医にご相談ください。


