← Journal
Injectable2026.05

ボトックスは何回打てばいい? 持続期間と最適な頻度。

Dr. みやか

4 min read

「ボトックスって、一度打ち始めたら一生やめられないんでしょ?」 この誤解が美容医療への第一歩を阻んでいるケースをよく見かけます。結論から言うと、やめても全く問題ありません。正しい知識を持てば、もっと気軽に付き合える治療です。

Why It Matters

  • ボトックスは「やめたら悪くなる」わけではない。 やめれば元の状態に戻るだけ。打つ前よりシワが深くなることはありません。
  • 適切な頻度で打つことで、長期的にはシワ自体が刻まれにくくなる効果がある。 予防的ボトックスのエビデンスが蓄積されており、長く続けるほどシワの進行が遅くなります。
  • 打ちすぎ・間隔の空けすぎ、どちらにもリスクがある。 最適な頻度を知っておくことが、自然な仕上がりを維持する鍵です。

Go Deeper

ボトックスの持続期間

ボトックスの効果は一般的に3〜4ヶ月持続します。ただし個人差があり、筋肉の強さ、代謝の速さ、注入量によって2ヶ月で薄れる方もいれば、6ヶ月近く持つ方もいます。

初回は「効き具合」を見るために少なめの量から始め、2〜3回目以降で最適な量と間隔を確立していくのが理想的です。

最適な頻度の目安

| 部位 | 推奨間隔 | 一般的な単位数 | |------|----------|---------------| | 額(おでこ)のシワ | 3〜4ヶ月 | 10〜20単位 | | 眉間のシワ | 3〜4ヶ月 | 15〜25単位 | | 目尻のシワ(笑いジワ) | 3〜4ヶ月 | 各側6〜12単位 | | エラ(咬筋) | 4〜6ヶ月 | 各側25〜40単位 |

「ボトックスは"効果が切れたら打つ"のではなく、"切れる少し前に打つ"のが、自然さを保つコツです」

「予防的ボトックス」という新発想

近年の研究では、20代後半〜30代から少量のボトックスを定期的に打つ「予防的ボトックス(Preventive Botox)」が注目されています。シワが完全に刻まれる前に筋肉の動きを抑えることで、10年後・20年後の深いシワの形成を予防できるという考え方です。

実際に、長期的にボトックスを続けた方の追跡調査では、同年代の未施術者と比較して額や眉間のシワが有意に浅いという結果が報告されています。

こんな方にはおすすめしません

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 神経筋接合部の疾患がある方
  • 「完全に表情を消したい」と考えている方(自然な仕上がりを目指す場合のみ推奨)

FAQ

Q. ボトックスをやめたらどうなりますか?

やめれば徐々に筋肉の動きが戻り、元の状態に戻ります。「やめたら前より悪くなる」ということは医学的にありません。打っている間にシワの進行が抑えられていた分、同年代の方よりも若々しい状態が保たれていることが多いです。

Q. ボトックスで表情がなくなりませんか?

適切な量を適切な場所に注入すれば、表情は自然に保たれます。「能面のように」なるのは過剰注入の結果です。The Skin Atelierでは「表情は残して、シワだけ減らす」をモットーにしています。

Q. 初めてでも大丈夫ですか?

もちろん大丈夫です。初回は控えめな量から始め、2週間後のチェックで効果を確認します。足りなければ追加注入が可能です。「まずは少なく、様子を見て調整」が安心・安全なアプローチです。


ボトックスへの「漠然とした不安」は、正しい知識で解消できます。まずは気軽にご相談ください。

※ この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の医療アドバイスではありません。 効果には個人差がございます。具体的な治療については専門医にご相談ください。